11月例会報告

ドキュメンタリー番組を視聴する参加者
ドキュメンタリー番組を視聴する参加者

11月例会

テーマ:見学参加者自己紹介、吃音ドクターのドキュメンタリー番組を視聴して意見交換

会場:福井県社会福祉センター

参加者:7名(うち見学参加3名)

 

先月のふくい吃音のつどい開催や新聞記事の掲載の影響もあって、3名の方が見学参加としてみえました。

見学参加の方にとって吃音のある人ばかり集まる空間に足を踏み入れたのも初めてだったのでしょう、自己紹介では会員メンバーに対して吃音とどう向き合っているのか、工夫・努力していることはなにかと積極的に質問されておりました。

 

今回は今年日本テレビ系列で放送された吃音ドクター・菊池良和医師を取り上げたドキュメンタリー番組を視聴しました。同じ吃音者として共感できる部分があったのでしょう、うなずいたりときには真剣な表情で視聴する参加者もいて印象的でした。

 

この番組では吃音に悩む子どもが菊池医師と出会う場面も紹介されており、参加者は「吃音に理解のある親を持ちうらやましい」「自分がもっと若いときに吃音と向き合っていれば…」との意見が多く出ました。

吃音者自身、子どもの頃に「吃音」という言葉すら知らず自分以外にこんな症状を持つ人はいないと思いこんでしまうことが多いようです。この番組を見て吃音を正しく伝える大切さ、そして菊池医師の吃音研究や啓発活動に取り組む姿に頼もしさを感じさせられました。

 

今回初めて来られた方がいらっしゃるということで例会の進行に不安がありましたが、意見交換は話が尽きないほど盛り上がり、充実した時間を過ごしていただいたようでほっとしております。是非今後もお越しいただき、福井での吃音の輪がひろがっていけばと思います。